「動かない車は廃車にするしかない」と思い込んでいませんか。
実は、エンジンがかからない・故障箇所が多いといった車でも、状態や需要によっては買取価格がつく場合があります。
この記事では、故障車でも値段がつくケースや、査定額をできるだけ高くするためのポイントを紹介します。

故障車でも買取価格がつく3つのケース

一見売れそうにない故障車でも、次のような条件を満たしていれば買取対象となることがあります。

 修理費用よりも車の価値が上回る場合

エンジンやミッションに不具合があっても、修理コストが市場価格より安く抑えられると判断されれば、再販目的で買い取られる可能性があります。
とくに人気モデルや流通量の少ない車種では、修理後の再販売を見込んだ査定が行われる傾向があるのです。

部品需要が高い車種である場合

走行不能な状態でも、部品単位で価値がある車は多く存在します。
国内では流通が少ない部品や、海外で需要が高い日本車のパーツは、専門業者によって再利用・輸出されるケースも少なくありません。
そのため、車全体としては故障していても、リサイクルパーツとして高く評価されることがあります。

専門の故障車買取業者に依頼する場合

一般的な中古車買取店では値段がつかない車でも、故障車専門の業者であれば買取対象になるケースが多いです。
これらの業者は独自の修理・再販ネットワークを持ち、エンジンやフレームが損傷していても、部品や鉄素材としての価値を見積もってくれます。

査定前にやっておきたい準備と工夫

故障車でも、ちょっとした工夫で査定額が上がることがあります。

故障箇所を正確に伝える

どの部分が動かないのか、いつ頃から不調があったのかなどを明確に説明しましょう。
業者が修理の手間を正確に見積もれるため、余計な減額を防ぐことにつながります。
虚偽申告は後のトラブルの原因になるため、正直な情報提供が結果的に有利になります。

車内や外観を整えておく

動かない車でも、見た目がきれいなだけで印象が変わります。
洗車や掃除をしておくことで、査定士が「丁寧に扱われてきた車」と判断しやすくなります。
また、取扱説明書や整備記録簿が残っていれば一緒に提示しておくと、査定の信頼性が高まります。

複数業者から査定を取る

業者によって評価基準が異なるため、1社だけに絞らず複数社に査定を依頼しましょう。
無料の出張査定を活用すれば、動かない車でも自宅で見積もりが取れます。
比較することで、もっとも条件の良い買取先を見つけやすくなります。

まとめ

故障車でも、状態や需要によっては思った以上の買取価格がつくことがあります。
修理してから売るよりも、専門業者にそのまま査定を依頼したほうが結果的に得になるケースも少なくありません。
「もう売れない」と諦める前に、故障車買取を得意とする業者に相談し、複数の見積もりを比較してみましょう。
適切な手順を踏めば、動かない車でも資産としてしっかり活用できます。